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排出元企業から高い評価  廃棄物追跡システム活用事例  「産廃証明」編
    共英製鋼株式会社
産業廃棄物の不法投棄防止にCOCO-DATESが効果を発揮


共英製鋼株式会社は、平成18年9月〜平成19年3月にかけて山口県が実施した、廃棄物追跡管理システムの実証調査に参加しました。これは、携帯電話の画像とCOCO-DATESを連携させた従来にない新システムです。そこで、同社執行役員 メスキュード部長 中川氏に、参加の経緯と新システムに期待する効果についてお伺いしました。
  日本有数の環境リサイクル企業が山口県の廃棄物追跡管理システムの実証調査に参加
  日本有数の環境リサイクル事業を展開しているそうですね?
  中川氏:当社は、鉄製品のスクラップ&ビルドという重要なサイクルを担う「鉄鋼事業」を中核に、その鉄鋼事業で培った溶融技術を活かして、さまざまな廃棄物を完全無害化し、資源としてリサイクルする「環境リサイクル事業」を展開しています。環境リサイクル事業のお客様は、北は北海道から南は九州まで、一般企業は約2,500社、病院は約30,000病院にものぼり、上場企業の約80%と契約しています。特に、医療廃棄物を完全無害化溶融する「メスキュードシステム」(特許取得)の開発により、医療廃棄物処理の分野ではパイオニア的な存在として知られ、感染性廃棄物処理のシェアはNo.1の企業でもあります。
  廃棄物追跡管理システムの実証調査に参加するきっかけは?
  中川氏:山口県から、廃棄物追跡管理システムの導入に向けた実証調査を行いたいと依頼があり、当社にとっても大いに有益であると判断して参画を決めました。
この廃棄物追跡管理システムは、産業廃棄物の排出元企業から当社の処理施設までの輸送過程を、ポイントごとに携帯電話で撮影し、画像とCOCO-DATESの場所と時間の情報を関連づけすることで確実に当社まで届いていることを証明するというものです。写真を撮るポイントは、途中のインターチェンジや当社に到着したときなど、お客様のご要望に合わせて決めていきます。
   
  第三者が場所と時間を証明する新システムによりお客様と処理業者のブランド力が強化
  廃棄物追跡管理システムに対するお客様からの評判はどうですか?
  中川氏:お客様である排出元企業からは、大変高い評価をいただいています。今、環境リサイクルは社会的にも大きな問題となっています。ISO14000の取得はもちろん、当社と取引を開始されるお客様は必ず工場を見学し、処理方法を確認してから契約するほど環境リサイクルには気を使っています。それなのに、万一、産廃処理業者が不法投棄でもしたら、排出元企業のブランドイメージまで傷つくことになります。COCO-DATESにより、三菱電機という第三者が場所と時間を証明してくれるので、お客様は安心して処理の委託ができるのです。
  実際にシステムを運用しての感想はいかがでしたか?
  中川氏:当社としても、共英製鋼はこういう新しいシステムを導入して、厳格に廃棄物の管理をしているとお客様に対してアピールできることは、他社との差別化にもつながり、ブランド力の強化になります。コストの面も、廃棄物の処理というのは、いかに厳格に廃棄物を処理する業者かによって料金が違ってくるものですから、それほど問題にはならないと思います。また、実際の携帯電話の操作は運搬業者が行うのですが、操作も非常に簡単で、作業が負担になるということもありませんでした。
   
  廃棄物処理の新たなスタンダードづくりのために県を全面的にバックアップ
  本稼働までの課題、そして今後の展望をお聞かせください。
  中川氏:本稼働に際して、COCO-DATESだけをみればまったく問題ないと思います。しかし、新システム全体では、実稼動までにまだまだ考えなければならないことがたくさんあります。たとえば、産業廃棄物をめぐるさまざまな情報を誰が管理するのかという問題。これらの情報は、お客様にといっても業者にとっても大切な情報ですから、厳格なセキュリティが求められます。また、機密を守るために、工場内での撮影は一切禁止という企業も多くあります。そういった課題を解決し、今後の廃棄物処理のスタンダードとなるように、ぜひともこの新システムを軌道にのせて成功させていただきたい。そのためには、三菱電機のサポートも必要です。また、当社も県を積極的にバックアップしていきたいと考えています。
  ありがとうございました。
 
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